「アートのコツ」 は、アートホリックな方々にアートを楽しむコツを教えていただくコーナーです。今回は、長者町まちなかアート発展計画の山田訓子さんに「まちなかアート展開のコツ」を教えていただきました。
長者町まちなかアート発展計画は『アートを表現することではなく、アートへの関わり方を模索し、表現していく』ことをコンセプトに、アートと人とまちとが出会うきっかけをつくることができればと、 長者町を舞台にアートプロジェクトやワークショップ、勉強会などを市民が主体性をもって企画・運営している団体です。
参加メンバーは、アートファン、トリエンナーレサポーター・ボランティア、長者町ファンなどの一般市民で、職業や年代も様々です。
団体発足のきっかけは「あいちトリエンナーレ2010」の開催で、会期中長者町にあったATカフェに集まって、有志で様々な活動を行っていたサポーターズクラブメンバーが、トリエンナーレ後も継続してアート楽しみたい!という思いで、みんなが出会う場となった長者町で活動を始めました。
これまで、ワークショップ(WS)やトークイベントなどを開催してきましたが、7月23日より、長者町繊維街を舞台に、はじめてのアートプロジェクト「ちいさなアートジャンボリー2011」の開催を予定しています。
「あいちトリエンナーレ2010」出展作家の山本高之さんの子供ファッションショー、石田達郎さんのプロジェクトをはじめ、キリコラージュによるダンスWS、柴幸男さん、杉原邦生さんによる演劇WS。アートバスMOBIUMの運行などを行います。
参加する様々な人が出会い協力しあいながらひとつのプロジェクトをつくっていくことを目的としていますので、参加して楽しんでいただけるとうれしいです!!
最終日の8月21日には長者町通の一部を歩行者天国にして長者町に関わる団体と協働で、「真夏の長者町大縁会」も開催します。「長者町アートアニュアル実行委員会」を中心に、まちなかでの開催にあたって、まちのみなさんにも様々な協力をいただいています。
今後も長者町の飲食店やまちなかでのイベント、勉強会の開催など、まちと協働でできることも探りながら持続可能な活動を行っていく計画です。 外から眺めて想像していることと、実際やってみて感じることは全然違うので、誰かになにかしてもらうのを待つのではなく、自分たちでよく考えて、手探りでもやってみることが大切。 みんなでやれば想像以上にいろんなことができるのがとても楽しいです。それがまちなかアートを楽しむコツとも言えるのかもしれません。
また、このプロジェクトは「アサヒ・アート・フェスティバル(AAF)2011」にも参加しています。AAFへの参加で今まで知り合うことのなかった、全国のアートNPOや市民団体の方々との交流も生まれ、考え方や活動の幅が広がっています。
様々な人が参加して、つくっていくなかで生まれる、ちいさな始まりや繋がりが少しずつ大きく広がって、アートに関わったり楽しんだりする場が生まれていくことに発展してゆけばいいなと思っています。
山田訓子 長者町まちなかアート発展計画メンバー
http://choja.machinakart.com
アートのコツライブラリー
2011年6月15日水曜日
2011年3月14日月曜日
トリエンナーレをサポートするコツ
「アートのコツ」 は、アートホリックな方々にアートを楽しむコツを教えていただくコーナーです。今回は、あいちトリエンナーレ サポーターズクラブの上池直美さんに「トリエンナーレをサポートするコツ」を教えていただきました。
私はあいちトリエンナーレのサポーターズクラブで「トリ勉」(トリエンナーレ勉強会)という活動を手伝っています。普段は会社勤めをしながら、よくギャラリーや劇場に出没し、美術やダンスを鑑賞するひとりです。2年ほど前からあいちトリエンナーレウォッチャーを自称していましたが、観察のためイベントなどを覗きにいくうちにミイラ取りがミイラになっていました。トリエンナーレとサポーターズクラブが、今まで潜伏していたアートファンや過去に仕事や勉強でアートに関わりながら離れていた人などをおびき寄せ(アート好きホイホイ)、このお祭りで初めてアートに興味を持った人もそこに気軽に加わる様子を見ていて、アートを後押しするプラットフォームとして、ここから新しい流れが生まれるかもしれないという可能性に抗えなかったのです。
「トリ勉」はサポーターズクラブの活動のひとつで、一般の人たちが企画・運営の中心です。あいちトリエンナーレの会期中は参加作品と作家について掘り下げる勉強会や美術ライターによるレビュー講座を実施しました。会期後も、キュレーター陣などをゲストに招いてトリエンナーレを振り返りつつ日常的にアートに親しむための導入となるような講座や、ギャラリーツアーを企画し、この3月末で通算15回を数えます。
また、最近完成した「みんなのあいトリレビュー」(http://d.hatena.ne.jp/tori_ben/)というサイトは、あいちトリエンナーレ2010の出展・上演作品についてトリ勉参加者内外から140字(以内)のレビューを募ってまとめたものです。集まった340本を超えるレビューは鑑賞体験の貴重な記録であり、多様な感想から作品の姿が立ち上ってくるようです。
トリ勉スタッフはそれぞれが職業を持っているので、忙しさで時にやつれたりもしていますが、喜々としてこうした企画のテーマや構成決め、ゲストとの交渉などを進めています。トリ勉に参加する人たちの意欲も高く、カジュアルな雰囲気の中で活発に発言が飛び交います。それに応えるようにどのゲストも全力投球かつ率直。その熱意に頭が下がります。またスタッフ・参加者共に、元からアートに親しんでいた人と新たなアートファンでは時として視点が異なり、異種格闘技戦的面白さが発生することがあります。作品が提示するものだけでなく、それを媒介として異なる価値観と出会うことで双方の思考が開かれていく。トリ勉は「アートのコツ」の宝庫かもしれません。
建畠晢芸術監督の言葉を借りれば、昨年「アブソリュートビギナーズ(絶対的な初心者)」として創造の現場に立ち会った鑑賞者たちによるこうした営み。それが今後どうつながっていくのか楽しみにしながら活動しています。
上池直美 あいちトリエンナーレ サポーターズクラブ「トリ勉」メンバー
私はあいちトリエンナーレのサポーターズクラブで「トリ勉」(トリエンナーレ勉強会)という活動を手伝っています。普段は会社勤めをしながら、よくギャラリーや劇場に出没し、美術やダンスを鑑賞するひとりです。2年ほど前からあいちトリエンナーレウォッチャーを自称していましたが、観察のためイベントなどを覗きにいくうちにミイラ取りがミイラになっていました。トリエンナーレとサポーターズクラブが、今まで潜伏していたアートファンや過去に仕事や勉強でアートに関わりながら離れていた人などをおびき寄せ(アート好きホイホイ)、このお祭りで初めてアートに興味を持った人もそこに気軽に加わる様子を見ていて、アートを後押しするプラットフォームとして、ここから新しい流れが生まれるかもしれないという可能性に抗えなかったのです。
「トリ勉」はサポーターズクラブの活動のひとつで、一般の人たちが企画・運営の中心です。あいちトリエンナーレの会期中は参加作品と作家について掘り下げる勉強会や美術ライターによるレビュー講座を実施しました。会期後も、キュレーター陣などをゲストに招いてトリエンナーレを振り返りつつ日常的にアートに親しむための導入となるような講座や、ギャラリーツアーを企画し、この3月末で通算15回を数えます。
また、最近完成した「みんなのあいトリレビュー」(http://d.hatena.ne.jp/tori_ben/)というサイトは、あいちトリエンナーレ2010の出展・上演作品についてトリ勉参加者内外から140字(以内)のレビューを募ってまとめたものです。集まった340本を超えるレビューは鑑賞体験の貴重な記録であり、多様な感想から作品の姿が立ち上ってくるようです。
トリ勉スタッフはそれぞれが職業を持っているので、忙しさで時にやつれたりもしていますが、喜々としてこうした企画のテーマや構成決め、ゲストとの交渉などを進めています。トリ勉に参加する人たちの意欲も高く、カジュアルな雰囲気の中で活発に発言が飛び交います。それに応えるようにどのゲストも全力投球かつ率直。その熱意に頭が下がります。またスタッフ・参加者共に、元からアートに親しんでいた人と新たなアートファンでは時として視点が異なり、異種格闘技戦的面白さが発生することがあります。作品が提示するものだけでなく、それを媒介として異なる価値観と出会うことで双方の思考が開かれていく。トリ勉は「アートのコツ」の宝庫かもしれません。
建畠晢芸術監督の言葉を借りれば、昨年「アブソリュートビギナーズ(絶対的な初心者)」として創造の現場に立ち会った鑑賞者たちによるこうした営み。それが今後どうつながっていくのか楽しみにしながら活動しています。
上池直美 あいちトリエンナーレ サポーターズクラブ「トリ勉」メンバー
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上池直美
2010年12月16日木曜日
アートを身近にするコツ
「アートのコツ」 は、アートホリックな方々にアートを楽しむコツを教えていただくコーナーです。今回は、ワンピース倶楽部名古屋支部長の山本真寿美さんに「アートを身近にするコツ」を教えていただきました。
まずは、買ってみることだと思います。
もちろん、美術館へ行くことも、ギャラリーへ行くことも大切なことですが、たくさんの美術館やギャラリーに足を運ぶことと、買ってみることでは、アートを身近に感じられることの度合いが違うのではないかと思います。
まず、鑑賞の仕方が変わってきます。何となく見るのと、買うつもりで見るのでは、鑑賞の気合の入れ方が変わってきます。そして、気合を入れて鑑賞した後、自分のお金で買ってみると、嫌でも身近に感じられると思います。
作品への愛着も湧きますし、作家さんへの愛着も湧くと思いますし、ギャラリーへの愛着も湧くと思います。購入した作品を、どこに飾ろうかと思い悩むのも楽しみの一つ。飾ったら誰かに披露するのも楽しみの一つ、別の場所で作家さんの作品を見つけるのも楽しみの一つ、作家さんの新作に期待するのも楽しみの一つ。買ってみることで、どんどん楽しみが広がっていきます。
私が名古屋支部長を務めるワンピース倶楽部は、こんな感じで買うという行為を目的の一つとして、アートを楽しみたい、身近にしたいと思う人達が集まる倶楽部です。
特に専門知識がある人たちの集まりではありません。専門知識がなくたって楽しめるのです。ワンピースの意味は、洋服でもなく、漫画でもなく、1作品=ワンピースの意味です。
1年間で最低ワンピースの作品を買いましょう、そして、そのお気に入りのワンピースを見つけるために、ギャラリー巡りや美術館巡りなどを積極的にしましょうというルールのもと、アートを楽しんでします。もう一つ面白いルールは、会員は一年間の成果を発表するのです。どのように発表するのかというと、各自購入した作品で展覧会を行うのです。
1年かけて探し、めぐり会った、とっておきのワンピースを展示するのはドキドキワクワクとても楽しいのです。見るだけより、買う方が、断然、楽しいと思いませんか?
アートを身近にするコツ、まずは、買ってみることだと思います。
山本真寿美/ワンピース倶楽部名古屋支部長
ワンピース倶楽部ウェブサイト http://www.one-piece-club.jp/
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山本真寿美
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